年下の君に愛されて、、、【長編】
なんであんなに平常心なわけ?
なんてイラッとする。
作ってる最中だって笑い声が聞こえてきて
イライラしてしまってた。
なんなのよこのイライラ!
そう思えば思うほど手に力が入って
野菜を切る包丁の音がでかくなる。
『はい、どーぞ』
テーブルに作った料理を並べて用意する
『…優衣花怒ってる?』
『え?』
ちょっとおどおどしながら聞いてくる悟
なんでわかったんだろ…
でも
『怒ってないよ?ほら、食べてよ』
なんて嘘をつく。
悟はチラッと私を見たあと
目の前に置いてあるハンバーグを一口。
ハンバーグなんて定番過ぎたかな?
『ん、うまい!優衣花の料理やっぱうめぇな』
ニコッと笑って食べてくれる姿に
嬉しい気持ちになったけど
不意打ちにきた笑顔にドキッとしながらホッとした。
全部食べてくれた悟は“腹いっぱい”と言って
ソファーにもたれ伸びをする
そのひょうしにチラッと見えたお腹。