年下の君に愛されて、、、【長編】
うッ……
不覚にもドキッとしてしまった自分が恥ずかしぃ…。
なに今更恥ずかしがってんだか…。
『悟!あの…さ』
『ん?』
亜優花に言われた通り
多分チャンスなんだと思う
『私さ…あの…その…』
全然言葉がつまって出ない。
段々テンパってきてしまう私
パニックにもなってきそう…だけどそれだけじゃない
怖いし…泣きそうだし…
『ありがとな?今日』
言葉が出ない私に先に悟が口を開いた
『やっぱ優しいな、気ぃ使ってくれたんだろ?』
え…?
違うんだけど…
だけどそう言えない私。
しゃべらない私に悟は次々に喋り始める。
『俺…まだ諦められねぇけどさ…困らせることしないからさ』
『悟…』
『だから今まで通りよろしくな』
そう言って差し出す手をただつなぐことしかできなかった
結局伝えられずに終わってしまった。
悟が帰ったあと片付けをする私は
言えない自分とドキドキしてしまう心臓に
腹がたってどうしようなく悲しかった