年下の君に愛されて、、、【長編】
んーー…!!
良い天気。
高校に入学してから、春、夏と超え、
でもまだ暑さがかすかに
残ってる9月。
今年から、
近くの高校に進んだ私はいたって
“ふつー”の高校生。
付き合ったことも人並みにあるし、
成績だって中間ぐらいだし、
それなりに運動だってできる。
スタイルは良くとは言えない
けど、悪くないとも思ったりする。
ね?
ふつーの高校生でしょ?
ふつーすぎるのも
どうかと思うんだけどね。
携帯を右手で持ちながら、
八階から一階に着いたエレベーター
『おはよぉ、優衣花ちゃん』
私にそう声をかけるのは、
階段から降りてきた
二階に住んでる二つ上の徹くん。
いつも優しく微笑んで
声をかけてくれる。
私が小さい頃から知ってる人。
幼なじみってかんじなのかな。