年下の君に愛されて、、、【長編】
『好き……好きだ優衣花』
ギュゥーっと抱きしめる力が
強くなって少し苦しい
苦しいのがわかったのか悟は
ごめんと言って離してくれる
『でも…まさか優衣花からキスしてくれるなんてさ』
満面の笑みで言って
自分で恥ずかしがる悟
…まって
そういえば
『…悟…彼女居るよね』
デートしてたあの女の子
怒ってたのも気になる
あれはなんだったのかな
『は?居ねーよ』
『女の子…腕組んでた部屋入れてた』
んー…と悩んだあと
思い出したように
あぁ!と声を出す
『あれさただの嫌がらせ、わざと』
『わざと?』
わざとって
どういう意味…。
またハテナマークが頭の上に浮かぶ
わざとで彼女なんて
作らないでしょ普通
『優衣花がやきもち焼くように…上手くいったし部屋に入れたあとはすぐ帰らした』
『へ??』
『お前興味ないからっつってさ』
興味ないからって…
だからあんなに怒ってたんだ
そりゃ怒るよね…