年下の君に愛されて、、、【長編】
泣く私に亜優花は、
大丈夫?と少しオロオロする。
その姿が可愛くておかしくて
私は
フッと笑みがこぼれた。
『あ、笑ったぁ。良かった。いつもの優衣の笑顔だぁ』
ニコッと笑って、
私の頭をよしよしとなでる。
妹が姉を慰めてる光景に見えるかも。
『ありがとね、亜優花。』
うんと大きく頷いた亜優花は、
“なにかされたんなら、私が助けるからね”
そう笑って言ってくれた。
亜優花に助けられたら、
百人力だね。
と心の中でつぶやいて
バイバイと亜優花に手をふった。
少し軽くなった私の気持ち。
でも私…
なんでこんなに悩んでるんだろう。
なんでこんなに泣きたくなるんだろ。
それが分からないんだよね…。
ふぅ~…。
マンションの下に着くと、
無意識にため息がでる。
前までは、毎日と言っていいぐらい悟の姿を見てた。