年下の君に愛されて、、、【長編】
『おはよー徹くん!』
私の返事にニコッと
笑ってくれる徹くんは
また学校でね
と言い先に歩いて行った。
その後ろ姿をポーっと見つめてしまう。
徹くんが行ってる学校は私と一緒。
私がこの学校選んだ理由は、
徹くんが居たからってのも入るんだよね。
朝からラッキー。
あ…
占い当たってるんじゃない?
なーんて、
少し朝からうきうきしてる私に
『気持ちわりぃなぁ、優衣花』
後ろかそう一言。
せっかく幸せな気分だったのに…。
一気にテンション下がっちゃったよ。
徹くんを見ていた目線を
ゆっくりと後ろに向けた。
『はぁ…なによ?悟』
ツーンとした顔で悟を見るも、
悟は嫌みそうにニッと笑うと
『お前なんかを徹兄が相手にするかよ』
とキツい一言。
そう。
悟が徹兄と呼ぶのは、
悟の実のお兄ちゃんだから。