年下の君に愛されて、、、【長編】
私…自分が嫌だと感じてること、
思って欲しくないと感じたこと、
悟に言っちゃってたんだ。
だから悟は、あんなにも悲しそうな顔で
泣きそうな顔で言ってたの?
だから……。
今まで、私がそう何回も言ってた言葉を
悟は何回我慢してきたの…?
『優衣花ちゃん?また考えごとしてるでしょ』
『へ?』
ドキッとして考えて下がってた顔をあげ
徹くんを見るとニコッと笑って
私の頭をポンポンと叩く。
『やっぱり、難しいよね。簡単に解決なんてできないもんね。』
……徹くん。
『…ごめんね。』
私は少しゆっくりと謝った。
せっかく徹くんが考えてくれて
私を気づかってくれたのに…。
『謝ることじゃないよ?気晴らし。でしょ?』