年下の君に愛されて、、、【長編】
そうニコッとまた笑って言ってくれる。
その一言一言に、私の胸がギュッとなる。
『ありがと。徹くん』
これ以上気を使わせたら駄目だよね。
甘えたら駄目だよね。
しっかりしなきゃ!
『いいえ。行こっか』
そう言って歩き出す徹くんの背中を見つめて、
もう一度“ありがとう”
って心ん中で呟く。
先に歩いてた徹くんが後ろを振り返る。
ギュッてなる胸をおさえながら
少し小走りで徹くんの横に行った。
『これ似合いそうだね。』
お店に入って色々と試着したり、
ふざけて変な帽子かぶってみたり、
徹くんなりに私を元気づけてくれる。
だから私もその気持ちに答えようと
ふざけてみたり、徹くんの似合いそうな服を
合わせてみたり。