年下の君に愛されて、、、【長編】
『…悟に…ひどいことを言ったのは私の方…なんだ』
ギュッと服を握りしめてうつむいて言った。
『……そっか。でも優衣花ちゃんはちゃんと、それを分かってるから、気にしすぎなくて大丈夫だよ』
顔をあげた私にそうニコッと
笑いかけてくれる。
涙がでそうになるのをグッとこらえる。
『…私…悟の気持ち分かるのに…ひどいこと…』
『大丈夫。悟はそんなに心狭いと思う?』
徹くんの問いかけに首をブンブンと
横にふる。
なにか言うと、
涙がでてきそうだったから。
『でしょ?悟だってちゃんと分かってると思うよ。』
『う…ん。うん』
そうただただ頷いてた。
私が少し落ち着いてから、
徹くんとカフェをでた。