年下の君に愛されて、、、【長編】
この言葉の意味を、“徹くんが”
に変えたら、徹くんはなんて答えるのかな。
『優衣花ちゃん。元気だしてね』
まだ来てないエレベーターの前で
徹くんは私を見てそう言った。
優しいなぁ徹くん。
今日…何回そう思ったのかな。
『うん!今日は…ありがとう』
私も徹くんにそう笑って返した。
本当に、ありがとうと思ったから。
『また、行けたら行こうね。』
私の頭をポンポンと軽く触る徹くん…。
そんなささいな行動が、私の鼓動を…
速くさせるんだ。
チン-…。
『徹くん…悟とのことね、そこまで大切なことじゃないから…ね?』
そんな自分の鼓動の速さを紛らわせる為に
徹くんの優しさに胸がいっぱいになったから
なにか言わないとと思ってしまったから
私の口からとっさにでたこの言葉。