年下の君に愛されて、、、【長編】
あの日は我慢ができなかった。
言いたかった。
俺は優衣花が好きなんだって
もう伝わらないもどかしさに耐えれなかったんだ。
…でも、言ったらこの関係で
いられなくなると考えたら
ずっと…言えなかったんだ。
怖かったんだ。今の状態が壊れるのがすごく…。
だからそれで良かったはずなのに…
なんで俺は感情のままに
言ってしまったんだろぉ。
言った後の優衣花の顔が今でも
はっきり頭に残ってる。
せつなくて
困った表情だった…。
俺は答えがわかっていたから。
優衣花の気持ちを知ってるから。
避けてその言葉を聞かないように
時間を考えて家をでてた。
情けないよな。
気持ちを伝えたのに答えを聞くのが
怖いなんてさ。
でも…言うはずじゃなかった気持ちなんだ。
つい口からでてしまった気持ちなんだ。