年下の君に愛されて、、、【長編】


そんな照れた顔…見たことなかった。



それから
俺は少しでも繋がっとくために
ガキなりに考えて、会える日を


“お菓子をくれる”


って約束で繋げたんだ。





なぁ優衣花?


優衣花だって叶わないと思ってる
恋をしてるだろ?


俺は…徹兄がライバルなんて
勝ち目がないと思ってる。



徹兄は俺の憧れで

俺の一番の理解者で

俺の一番信用できる人



そんな人をライバルになんて
そんな人に勝つなんてできるわけないじゃんか。


俺は

徹兄みたいに優しくもない。

徹兄みたいに気遣いもできない。

ましてや…


人を嫌わない徹兄みたいに

なれっこないから。




俺は俺でしかないから


やっぱり…諦めるしかないのかな。


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