年下の君に愛されて、、、【長編】




その言葉に救われて俺は
徹兄の母さんの頼りになれるように
頑張ろうと思えたんだ。


必死に徹兄に教えて貰って
今はなんとかできるようになってきた。

料理はまだまだだけど
他の家事ならできるようになった。



それも
きっかけだったのかもしれない。
優衣花のことを好きになったのは。



本気で心配してくれて、気づかってくれて。


多分だけど、徹兄にもそういうとこがあるから、優衣花は
徹兄のそういうとこに惹かれた。
のかもしれない。





♪~♪~…。

机の上にあるケータイが、
ピカピカと光りながらうなってる。

俺はベッドから降り、机に向かってケータイを片手で持つ。

ボタンを押して耳にケータイをあてる。



『もしもぉし悟~』



ケータイから聞こえる陽気な声。
今は少し安心する声かな。


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