年下の君に愛されて、、、【長編】
ごめんね…。 side優衣花
何であんなこと言ったんだろ。
悟を傷つけちゃった。
言っちゃいけないことを言って
悟を傷つけた。
私への悟の気持ちをバカにした
って思われちゃったかな。
思うよね…でも、私が悪いのよね。
私がもし徹くんに言われたら
嫌なことなはずなのに。
ごめん…ごめんね。
謝ったって
傷つけたことが消えるわけじゃないよね。
こうやって
ベッドに寝転がって、考えることしかできない私は、
ほんと駄目で情けないよね。
あの後、悟はもう一度私を見てから
『もう…忘れていぃから』
そう言って私の横を通り過ぎて行った。
何も言えなかった私は、
自分の言った言葉を思い返して
その場にしゃがみこんだ。
徹君がそのあと家まで着いて来てくれたけど
悟のことで頭がいっぱいで
お礼も言えなかった。