年下の君に愛されて、、、【長編】
学校まで歩いて約10分弱。
登校途中の道には、
きれいな川もあるし、
木もたくさん並んでる。
都会とは言えないけど、
田舎でもない。
普通に自然もいっぱいで、マンションもある。
私は、この道が大好き。
太陽の光が木の葉から
道の水たまりに反射して、きれいに光る。
風に吹かれて木の葉がゆれると、
なんだか気持ちよくなる。
まだ少し暑いけど、
一瞬だけ忘れてしまうほど。
『おはよーございます』
門の前でいつものように立ってる
先生に挨拶をして、教室に向かう。
一年生の教室は二階。
階段って、
学校のだとなんか疲れない?
そんなこと考えながら
階段をゆっくりと上ってく。
階段を上りきり
教室まで少し歩き、ドアを開ける。
『優衣おはよー!』
急に目の前にでてきたことに
驚いて少しよろけてしまう。
体勢を整え、
私に抱きついてる子の手を離し、
『亜優花おはよ』