年下の君に愛されて、、、【長編】
『悟もね、優衣花ちゃんの言葉が本心じゃないって分かってるはずだよ?』
マフラーから顔を半分だけだしてる徹くん。
なんで分かっちゃうのかな、
考えてること。
悩んでる理由を知らないのに
どれだけ大切なことだったのか
徹くんには分かっちゃうんだね。
『うん。でも、悟は会いたくないと思ってるはずだよ…』
『わからないけど…それはないと思うよ?』
『え…?』
顔をあげた私にニコって微笑む。
優しい笑顔だからかな安心する。
『ただ会ったら優衣花ちゃんに何を言っちゃうかわかんないからじゃない?』
『私に…?』
『うん。口が先にでちゃうからね』
『そうかな…でも、言っちゃってもそれは仕方ないよ…』