年下の君に愛されて、、、【長編】
って……。
そんなこと考えてる場合じゃないよ。
ほんとに学校遅れちゃう。
『すいません。学校行きたいんで』
私は一言そう言って二人の横を通り過ぎる。
と、前にでた体がグイッと止まる。
なっ―…?
『どうせ遅刻だって、俺ら暇なんだよ』
……うざい。
暇なら学校行けばいいのに。
それか違う子捕まえればいいのに。
『離して下さい!』
『お、いいねその強気。好みだわ。』
ニヤニヤ笑って
私の腕を掴みながら見る男に
ゾワゾワと鳥肌がたつ。
しらないよ好みなんて、
聞いてないし。
てか腕痛いよ…。
離してよ変態。
『ちょっ…離しっ』
グイッと手を引っ張ったと同時に
手が離れバランスを崩し
言葉の途中で後ろに倒れてく体。