年下の君に愛されて、、、【長編】
笑いながら言う二人の笑い声に
やっと私は耳をかたむけた。
『悪いけど…こいつ俺の知り合いなわけ』
ポンと私の頭に手をおく悟
少し、ドキッとした。
『ふーん、でも俺らその子と遊ぶ約束してんの』
約束?
そんなのしてないし。
そう思ってパッと二人を見ると
腕を掴もうと一人が手を伸ばしてくる。
悟に支えられてる状態の私は、
動こうとしても動けない。
段々近づいてくる手にビクッと
体が反応する。
と同時にグルンと体が後ろに移動する。
目の前には今度は悟の背中。
『お前な…調子のんなよ?』
『…まじでお前ら消えろよ』
『誰にむかって口聞いてんだ?ガキはでしゃばんないほうがいいよ?』
『ガキはお前らじゃないの?』