年下の君に愛されて、、、【長編】
3ヶ月会わないだけで
すげー会いたくなるし。
やっぱ好きなんだよな俺。
姿をチラッと見ることはあったけどな。
……今頃
また色々悩んでんのかな優衣花。
『はー…いくか。』
段差に下ろしてた腰を上げて
玄関をでて階段で下に降りる。
さむい…。
マフラーしてるけど顔が寒い。
ほんとに冬の季節は嫌いだよ。
『あ……。』
エレベーターの横を通り過ぎた時に
聞こえた声。
無意識にパッと声のほうを見てしまう。
一瞬…俺の動きが止まる。
“優衣花”
なんて前みたいに言えるはずもなく
パッと目をそらして歩きはじめる。
くそっ…。
またやっちゃったよ。
優衣花の少し悲しそうだった顔が
俺の脳裏に焼き付いてる。
ほら…また胸が苦しくなる…。