年下の君に愛されて、、、【長編】
もう気にすんなよ。
分かってるから、本心で言った事だって
思ってねぇから。
だからもう悩むな。
そう言えたら、
いいんだけどな。
歩き出してから俺は少し後ろを振り返った。
なんでかわかんないけど、
なんか気になった。
でも、当たり前に優衣花は
家の前にいなくて、歩き出してた。
『そんな暗いオーラだしながら歩くなよな…』
ボソッと口からでる言葉。
明らかに悩んでるって分かる。
ほんと、傷つけられたのは
俺だってのに、なんで優衣花の方が
ダメージ大きいんだよ。
相変わらず、深く深く考えてんだろな。
そう思うと少し胸が軽くなる。
俺のこと考えてくれてんかな
ってそう思うと…。
伝えてみっかな。
なんで今…こう思ったかは
分からないけど、急にそう思ったんだ。