年下の君に愛されて、、、【長編】
“覚悟してけよ?”
なんて、カッコイイこと今しか
言えないかもしれないだろ?
中二の俺が背伸びするのは。
『あ~泣くなってば、笑ってる方が優衣花らしいんだよ。な…?』
静かに泣き出す優衣花に俺はそう言った。
『…うん』
と俺の言葉にそう言って笑った優衣花。
その笑顔に不覚にも俺は、ドキッとして
『……はぁ~』
とため息をこぼしてしまった。
ほんと…こいつは何もわかってない。
絶対、俺は一応男なんだけどな…
できるなら今すぐにでも抱きしめて
俺のものにしたいぐらいだ。
うつむいてた顔をあげた俺は
『あのさ…笑ってくれるのは良いんだけどさ』