愛想人〜アイオモイビト・先生〜
そして見知らぬマンションがあたしの目の前にある。
てかなんでマンション?という考えが表情に出ていたらしく簡潔に答えてくれた。
「オレの住んでるとこ」
ぉお、凄いな。
この短時間であたしの考えが分かって答えれるなんて。
部屋に入れてもらって気づいた。
遥都さん以外誰も生活してないような空間に雰囲気。
「もしかして遥都さん、一人暮らしですか?」
直球ストレートで変化球ナシに聞いてみた。
「もちろん」
返ってきた答えはなんとも言い難いものだった。
二人以外誰もいない部屋。
時刻は夜。
しかも男と女。
何もおこらない訳がない。
まぁ…あたしはその“何か”がおこるなんて思ってもみなかったし、知らなかった。
でもこれがおこったんだよね。
そのおかげ?で分かったからいいっちゃいいんだけど。
その日、あたしはアナタに抱かれて大人へとなった。
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そしてこの日を境にあたしは変わった。
会うと肌を重ね、秘めやかなカンケイになっていった………。