人魚物語
「そういえば、これからどう過ごすの?」
『え?いつもどうりですよ?』
「仲間…増やさないの?
レオさんは神の力を持っているのだから神と同じように人間…
いえ、人魚を作れるの。」
それからレオは神の力についていろいろ聞いた。
レオに与えられた力は、ほんの少しだということ。
殺されない限り、命は永遠だということ。
仲間を増やすことができるということ。
しかし、作った仲間は神の力をかりているため、神が作ったのと同じ。
すなわち、みんな無知だということ…。
「私もアダムと一緒に人間の国を作っていきます。
人間と人魚、仲のいい世界にしていきましょ。
それじゃぁ、あんまり遅いとアダム心配するから。」
『あの、明日も会えませんか?』
「もちろん。来たら今日みたいに呼ぶね」