人魚物語
レオはイヴに全ての事を話した。
そうしたら、答えはすぐに返ってきた。
「それはきっと神様だよ。」
『神様って昨日言ってた神様?
私を作った神様?』
するとイヴは、首を大きく縦に振った。
「そう!
神様はいつも私たちを見守っててくださっているの
そして、時々私たちに贈り物をしてくださるのっ!!
ほら、あの1本の木あるじゃない?あれは【桜】っていう木なの。
あれも、神様がくださったものなの」
イヴは神様の事を嬉しそうに話した。
レオはその時、イヴは好きでこの地球に来たのではないんだ、
イヴは神様をこれ以上傷つけたくなかったんだ、
と改めて思った。
そして…少し悲しくなった。