*続*眼鏡依存症☆キッカケは先生!?☆



車は、明るい所から暗い住宅街へと進んでいく。

なんかちょっと外の空気を吸いたくなった。


「ちょっと窓開けてもいい?」

「あ、うんいいよ」


窓をあけるとシャットアウトされていたセミの鳴き声が聞こえてきた。


「うわ、うるさい。聞いてるだけで暑くなってくる」

亜希の言葉に
そうだねと返す。

確かにセミは暑苦しい。
でも必死なんだよね。
7日間しか生きられない中で必死に相手を探してる。


そう考えるとちょっと応援したくなるようなそうでないような。


気分によるか。



「今、まだ新くん起きてると思うよ」


「ほんまに?」


「うん、明日休みらしいからね。学生は夏休み真っ只中だよ」


ああ、そうか。今は8月中頃。


今回のドラマはクールを無視したドラマの始まりなんだった。


なんか変な感じ。


「やった。とか言ってるあたしは精神年齢低いな」

そう言うと


「美佳は普通にしてても精神年齢幼いから今更気にしなくても大丈夫だよ」


ひどいっ!!




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