*続*眼鏡依存症☆キッカケは先生!?☆




「あらにー!!ただいまっす」


家に帰ってきたあたしたちにリビングでテレビを見ているあらにぃが振り返った。


「おかえり美佳。青山も、わざわざ悪かったな」

「いえいえ、美佳はあたしの親友ですからね〜」

あたしと美佳の絆は永遠に不滅です。

そう言いきった亜希は今度は冷蔵庫を指差し


「じゃ、ご飯は冷蔵庫に入ってるからチンして食べてね。あたしは寝ます。おやすみ」


と早口で喋り寝室へと向かっていってしまった。

おやすみ!と慌てて言ったけど、聞こえていたかは不明です。


気を使った?

気にしなくていいのに。

「美佳、篤はまだかかるんやんな」


「うん、やっぱり主役は出番が多いし」


「そうやな。でも、ドラマの主役とはね」


「めっちゃ頑張っとるんやで、篤!!あの事務所入ったときの演技とは大違い」


それに比べてあたしは、はぁ。


「美佳も頑張ってるんやろ。明日、楽しみにしとるからな」


「うん…どうなるんやろ。あー、今から緊張してきた。もうやだー!!」


半分グレてるあたしを見て微笑むあらにぃ。


達悪い!!




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