ザ・ジャッジ
【ジャッジ・そのー25】


うああ~

今日も疲れたなあ~






ある高校の放課後、
腰をトントンと
ジジくさいことを
している自分。







相変わらず
ダルい授業を
今日も耐え忍び、

あくびをしながら階段を
降りていた。







「あ……やべ……

理科室に教科書忘れた…」







早く帰りたいが、
試験も近いので
仕方なく取りに戻ろうと
決意し、

来た道を折り返した。







(ん…?
部屋に誰か居るな…?)







そう思い、
特に気にせず
ドアをガラリと開けた。








(え……?)







すると、
自分の目の前には
クラスの男同士が
抱き締め合い、
開けたドアに反応して
ビクっと
こちらを見ていた。






………







お互い固まり合う。






コイツら………ホモ?







前にも
噂は聞いていたが…



ホントだった…







でもこの状況…
どうしよう?








さあ、
自分ならどうする…?







ジャッジ!!!!







ー1ー

失礼しましたと去る







ー2ー

俺も混ぜろと
誤魔化すように
言ってあげる







この後の付き合いが
ギクシャクしちゃ
いけないと思い、

ー2ー
の混ぜろと言うのを選択







すると
本気と捉えた2人は
本気でホモ仲間に
引き込もうとした。






やっぱ止めときゃ
良かった…







調子こいて
からんだことに
めいいっぱい後悔した
今日この頃です
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