すれ違い続けて
†汰衣夢†


…気まずい。
俺は何をしゃべっていいか分からず、ただ目の前の料理をちょっとずつつまんでいた。
と、

「っあははっ」
「え?!」

突然、芽衣ちゃんが笑い出した。
驚いて芽衣ちゃんを見ると、口に手を当てて大爆笑していた。

「汰衣夢くん、すっごい面白い!」
「えっ俺?」

笑ってる原因俺だったのかよ。
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