夢花

「祐輔!!どうして?どうしてよ!」

涙が止まらなくて冷たくなった彼の手を握りしめる

私、金沢夏紀の夫になるはずだった中原祐輔はもういない…

祐輔…何もなかったようにいつもみたいに私をよんでよ…

手を握り返してくれない彼の手を見つめていた

彼の左手の薬指にはシルバーの指輪がはめられてる

結婚、やっとお互い仕事が一段落終え一緒になれると思っていたのにね…

< 3 / 6 >

この作品をシェア

pagetop