君が好きだと言えなくて
美樹「はぁ…はぁ…立花さん…はぁはぁ…一体どうしたの?」

亜美「はぁ…はぁ…だって…川原さん…はぁ…はぁ…わざと距離置こうとするんだもん」

図星だった。

亜美「はぁはぁ…何で…そんなに距離っ…置こうとするの?」

美樹「別に…はぁはぁ…そんな…つもり…ないよ」

亜美「はぁ…はぁ…ふぅ~…そうかな?だって皆声かけても興味なさそうにしてるし…」

美樹「ふぅ~…そんな事ないよ…私1人が好きだから」

亜美「ホントかなぁ?結構授業中とか外見て寂しそうな顔してるよ?」

美樹「そんな事…ないよ?ていうかそんなに私見てたんだ」

美樹は少し嬉しかった。

親の転勤で転校ばかりして誰とも仲良くしようとしなかった自分に興味を持たれていた事が…。

亜美「まぁとりあえず座ってご飯食べながら話そ?」

といい亜美は金網を背もたれにして座り込んだ。

美樹も戸惑いながら亜美の横へ行き座り込んだ。
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