変わりゆく空の色

それしか言えなかった。

~♪

海夢だった。

【絶対言わない!死んでも言わないw】

【なんで?w】

【バカだもん(泣)】

やっぱり幼いなぁ、かわいい。

【今度制服で遊ぼっか^^】

【意地悪だぁ><】

~♪

ビクッ。

怜雄から返信が来た。

【いつ遊ぼうか?♪】

以外に普通の返事。

焦った自分がバカみたい。

【卒業式の練習とか忙しいから

春休みくらいじゃない?】

私は適当に返事をしていた。

というより遊ぶ気がなかった。

【わかった^^また電話してもいい?】

【いいよ☆今日は疲れたからもう寝るね

おやすみなさい♪】

私はすぐにメールを終わらせてお風呂へ

向かった。

「ぷはぁ~」

やっぱ気持ちー。

何時間でもここにいたい。

湯船につかりながら今日のことを

思い返していた。

2年以上も連絡をとっていなかった

怜雄から突然の電話。

それはやっぱりあの告白を

するためだったのだろうか。

いや、違う。

最初の電話は怜雄のケータイから海夢が

かけてきたものだから。

良いや、どうせ会うことはないだろう。

今さら怜雄に会ったって好きとか

そういった感情はきっと抱かない。
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