変わりゆく空の色
「まぁいいさ☆よし、サイゼいくぞ」
私達はサイゼリアに向かった。
お店に入ると少し冷えた体が暖かく
なるのを感じる。
「何名様ですか?」
「えーっと、7?人です」
「申し訳ありませんが中学生以下の
お客様の場合は保護者様なしでの6人以上の
ご来店はご遠慮させて頂いております」
まじですかー。
みんなの顔を見ると、萎えていた。
「しょーがねぇ向かいのバーミヤンいくぞ」
お店の人目の前にして他のお店の名前出す
のもどうかと・・・。
と思いながらも私達はバーミヤンに向かう。
桜が咲いているとは言えやはり外まだ肌寒い。
バーミヤンは目の前なのですぐに着いた。
「何名様ですか?」
「7名様です」
瑠奈がちょっと不機嫌に言った。
「かしこまりました。あちらのお席へ
どうぞ」
指定されたテーブルに座る。
~♪
ん?私のケータイが鳴っている。
「おっと、お電話・・・げ」
吉原多樹。
「ちょっと、ごめんね。友達から電話
私、ラーメン食べる」
「はいはーい、頼んどく」
私は席を離れた。
「もしもし」
「サイゼいつ来んの?」
来る?もういるってこと?
来るなって言ったのに・・・。
「サイゼ?行かないよ」
「は?え、ありえないでしょ。
わざわざ来たんだよ」