second〜切ない恋の物語〜
驚いた事に、

あれから目を閉じていたら寝てしまっていた。

慌てて外を確認すると、

さっきまでの高速が違って見える。





「阪神高速だって。」

「もしかして?」

「そう、もしかしての神戸だよ。」

「ホントに?」

「(笑)ホントだよ。」




開いた口が塞がらないとは、このことだと思う。

神戸までなんて、遠いから無理だと思っていたのに、

涼さんはやってのけてしまった。
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