second〜切ない恋の物語〜
「すっかり日が暮れちまったなぁ〜」

「ありがとう。」

「ビックリした?」

「うん。まさかホントに来るなんて、思わなかった。」

「俺も(笑)けど、明日の夜には戻らないとダメだから、あんまに居れねーな。」

「…そうだね。」

連続で休みを取ると、かなり怪しまれると思って、

涼さんは一日だけ休みにして、翌日は遅出にしていた。



「ねぇ、あのタワーに上ろう!」

「ポートタワー?」

涼さんは、ナビを確認して言った。

「いいよ。じゃ、高速下りますか!」

「うん。」




ありがとう、涼さん。

私の意地悪に付き合ってくれて。
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