second〜切ない恋の物語〜
連れられて来たのは、ボーリング場だった。

「誰に会うの?」

「連れ。」

「連れ?」

「そう、俺の地元の連れ。」

「莉奈を見たいんだって。黙っててごめんな。」

「…」

「怒ってる?」

「ううん。大丈夫だよ。」




自然と笑顔になる。

地元の友達に紹介されるだなんて、

ホントに彼女みたい。

特別みたいで、すごく嬉しい。
< 162 / 200 >

この作品をシェア

pagetop