second〜切ない恋の物語〜
行きたかった地元では有名だというイタリアン料理店は、満席。
結局、すぐ入れるラーメン屋に変更になった。
「同じ麺だしね。勘弁。」
「ううん、ラーメンも大好きだからいいです。」
「ね、その敬語やめない?」
「…けど、先輩だし…年上だし…」
「野上さんっていう、さん付けも気に入らないなぁ。」
「他の人も、さん付けだから。」
私はガンとして、さん付けや敬語をやめるとは言わなかった。
「お水いる?」
「はい。」
コップを野上さんに向ける。
「じゃー、敬語やめる?」
涼さんは、水を入れかけて途中で止める。
「無理。」
そういって私は、コップを引き戻した。
私の頑固さに呆れたのか、野上さんは、残った汁を一気に飲み干した。
結局、すぐ入れるラーメン屋に変更になった。
「同じ麺だしね。勘弁。」
「ううん、ラーメンも大好きだからいいです。」
「ね、その敬語やめない?」
「…けど、先輩だし…年上だし…」
「野上さんっていう、さん付けも気に入らないなぁ。」
「他の人も、さん付けだから。」
私はガンとして、さん付けや敬語をやめるとは言わなかった。
「お水いる?」
「はい。」
コップを野上さんに向ける。
「じゃー、敬語やめる?」
涼さんは、水を入れかけて途中で止める。
「無理。」
そういって私は、コップを引き戻した。
私の頑固さに呆れたのか、野上さんは、残った汁を一気に飲み干した。