second〜切ない恋の物語〜
大学へ行く準備を始めてしばらくすると、

携帯が鳴った。

ディスプレーには、野上 涼の文字。




「はい。」

「おはよう。」

「おはようございます。」

「昨日、俺、態度変だったから、、」

「あ〜ぁ、変でしたよ。」

「ごめんね、なんか俺、嫌な感じだったね。」

「大丈夫ですよ。気にしてませんから。」





私の嘘つき。

だけど、こんな風に電話をくれる事が、

すごく嬉しい。

気にしてくれた証拠。
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