second〜切ない恋の物語〜
野上さんは、宛もなく車を走り始めた。
この時間が永遠であればいいのに。
どうして彼女がいるの?
こうやって誘うって事は、私の事、気になってるの?
「つまんない?」
窓の外をボ−っと見ている私に野上さんは尋ねた。
「ん?そんな事ないですよ。むしろ、その逆。」
「そっか。良かった。」
そう言って、左手で私の右手をにぎりしめた。
「野上さん?」
「しばらく、このままいてもいい?」
「…はい。」
ドクドクドク…
心臓が痛い。
心拍数が上がるのが分かる。
野上さんの体温が、掌から伝わる。
私、大丈夫?
このまま、意識がなくなりそうだよ。
この時間が永遠であればいいのに。
どうして彼女がいるの?
こうやって誘うって事は、私の事、気になってるの?
「つまんない?」
窓の外をボ−っと見ている私に野上さんは尋ねた。
「ん?そんな事ないですよ。むしろ、その逆。」
「そっか。良かった。」
そう言って、左手で私の右手をにぎりしめた。
「野上さん?」
「しばらく、このままいてもいい?」
「…はい。」
ドクドクドク…
心臓が痛い。
心拍数が上がるのが分かる。
野上さんの体温が、掌から伝わる。
私、大丈夫?
このまま、意識がなくなりそうだよ。