second〜切ない恋の物語〜
シフトを書き終えて、店に出ると、

野上さんが、フキンを畳んでいた。


「シフト書けた?」

「はい。野上さんは書かないんですか?」

作業しいた手を止めて、ニヤけていった。

「莉奈が書くの待ってたの。」

「私を?」

「そ。なるべく一緒の日に入れようと思ってさ。」




そっか。

そん事考えてたんだね。




「ニヤけな〜い!」

そう言って、私の頭を撫でた。



これ、好き。

子供扱いされてるような、
この感じ。



ありがとう、野上さん。
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