マカロン
ママが出ていった日、パパは10時頃帰ってきた。
ママからの手紙は読んでたけど、なにが書いてあるかを、私たちに教えてくれなかった。
私たちも聞かなかった。
「フミちゃん、ご迷惑をおかけします。ショウの入学準備お願いします。」
パパはフミちゃんに頭を下げた。
「全然、かまわないから。おにいさん。まだ、実家の方には話してないから。心当たりに電話してみる?」
「いや、もう、そのうち、連絡くると思うから。」パパ、さがさないの?私とショウは顔を見合わせた。
パパは唐突に言った。
「ユイ、これおみやげ。明日の注文分、たくさん作ったから。フミちゃんももって帰ってね。」
ママからの手紙は読んでたけど、なにが書いてあるかを、私たちに教えてくれなかった。
私たちも聞かなかった。
「フミちゃん、ご迷惑をおかけします。ショウの入学準備お願いします。」
パパはフミちゃんに頭を下げた。
「全然、かまわないから。おにいさん。まだ、実家の方には話してないから。心当たりに電話してみる?」
「いや、もう、そのうち、連絡くると思うから。」パパ、さがさないの?私とショウは顔を見合わせた。
パパは唐突に言った。
「ユイ、これおみやげ。明日の注文分、たくさん作ったから。フミちゃんももって帰ってね。」