マカロン
ふたり
私とコウタがつきあい始めたのは、高一の秋、学園祭の時である。
高校に入学して新しいクラスで、私はコウタに一目惚れした。
背が高くて、ちょっとキツい感じで、あまりしゃべらなくて、最高にかっこいいと思った。
でも、コウタはほんとに愛想がないから(特に女子に)話しかけるなんてできなかった。
コウタに目を付けた同じクラスや違うクラスの女の子たちが、コウタにメアドを聞いても、
「俺、ケータイもってないから」
と一言でことわっていた。
ホントはお母さんとの連絡用にもってたんだけど、
「学校にいるときに連絡なんかしてこない。」っていつも家に置いてあったみたいだ。
「それは、家の電話と何が違う?」って友達につっこまれていた。
高校に入学して新しいクラスで、私はコウタに一目惚れした。
背が高くて、ちょっとキツい感じで、あまりしゃべらなくて、最高にかっこいいと思った。
でも、コウタはほんとに愛想がないから(特に女子に)話しかけるなんてできなかった。
コウタに目を付けた同じクラスや違うクラスの女の子たちが、コウタにメアドを聞いても、
「俺、ケータイもってないから」
と一言でことわっていた。
ホントはお母さんとの連絡用にもってたんだけど、
「学校にいるときに連絡なんかしてこない。」っていつも家に置いてあったみたいだ。
「それは、家の電話と何が違う?」って友達につっこまれていた。