マカロン
「けっこう、距離あるね~、教室ってこんなに広かった・・」

「ユイ、俺・・・」

緊張してしゃべり続ける私の言葉をさえぎって、急にコウタが声を出した。

「え、、」ふりむいたら、コウタがすごい真剣な目をして私を見ていた、

え、何、??

「俺、ユイが・・・」

突然、電気が消え、教室は真っ暗になった。

「え、やだ、何、電気消えちゃった、、」

暗闇のなかで、ちょっとパニクってしまった私の手をコウタが握った。

あっと思う暇もなく、私はコウタのところまでぐっと引き寄せられた。

私はコウタに抱きしめられた。

頭がくらくらして、心臓がばくばくしてる。


「ユイが好きなんだ。」

< 57 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop