青いリスト

要領さえ覚えれば、ヒナが鳥になって羽ばたくのには時間は必要ない。
善の方の教えをする神ならかなりの時間がかかる。
悪の方を教える神ならば鳥になるのは極めて早い。その対価として、絶対服従の姿勢を見せ続ける事だ。
早い段階で鳥になりたいと思うのなら、悪のお尻を追いかけながら次の動向を常に伺い、惜し気もなくゴマを擦り続ける事だ。決して悪の事実を見てはいけない。会話の中に入れてはいけない。あの時、見て見ぬフリをされたように今度は自分自身がそうする時なのだ。
そのうち立派な［大人］としてモテハヤされ［将来］という事も考えなくてもよい。皮肉っぽく書いたがこれが現実なのである。
もし悪から切り捨てられる時がくるのなら、捨てられる前に爆弾を落とせばいい。
［あなたのしている事は全て記録しています］
こう言えばいい。メモ帳は仕事を覚えるのに使うのではなく、悪の観察日記として使う事を私はオススメする。