先生…ごめん、愛してる。【完】
  

 男は、ニッタリ笑う。
 羚音は、睨む。


「可愛い顔が台なし。」


「触らないで!!」


「威勢は、いいね。」


 男たちは、羚音の様子を見ながらからかって言う。


 ♪♪~♪~♪♪♪~~


「誰のケータイ?」


「誰だ?」


「誰?」


 男たちは、周りを探す。


「コレだ。」


 一人が羚音の鞄からケータイを出す。


「やめて、触らないで!」


 羚音は、叫ぶ。
 男たちは、ニッタリ笑う。


「羚音ちゃん、出るね~。」


「やめて、出ないでっ!!」


  
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