先生…ごめん、愛してる。【完】
  

 棗は、一応断りを入れた。


「大事な話しがあるんだ。」


「今は、困ります。」


 棗は、もう一度断った。


「棗…大丈夫よ。」


「羚音!」


「大丈夫。 先生…どうぞ。」


 羚音は、言って階下に下りて裏庭に出た。 城は、一緒に出る。


「どうしましたか?」


 背中を向けて羚音は、聞いた。


「あんなモノ送り付けて来てなんだ!」


 羚音は、振り向いた。
 城は、包みを向ける。


「なんですか?」


 手に取り見ると送り主に自分の名前が載っていた。


  
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