先生…ごめん、愛してる。【完】
  

「(羚音に先生との関係を聞かなくちゃな。)」


「羚音…」


 城は、城で悩んでいた。羚音を信じるべきか…どうかを。



「お帰りなさい、棗。」


 羚音は、出迎えた。


「えっ、棗…?」


 羚音は、腕を掴まれて部屋に入れられた。


「どうしたの?」


「お前…香取先生とどんな関係だ?」


「何、急に。」


 羚音は、クスッと笑った。


「冗談じゃなくて真面目に聞いてるんだ。先生とどんな関係だ?」


 聞かれて羚音の表情は、変わる。
 棗は、見逃さず優しく見つめた。


  
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