先生…ごめん、愛してる。【完】
『私は、赤ちゃんを下ろそうって思い悩んでたけど真希が“子どもに罪は、ない。 俺が父親になるよ。”と言ってくれた。』
『私たちは、引っ越した。 どんどん大きくなるお腹。 望まぬ妊娠でもお腹にいる子どもは、愛おしく想うもの。』
『あぁ…もう、生まれる。どうしよう…怖い。 イヤ…この子は、愛せない。』
『真希…ごめんなさい。あなたの子ども産みたかった。あなただけだったのに。』
『真希…揺るがして……』
『真希…殴っていいよ。謝らなくていいよ。 辛いよね。あなたの子どもじゃないんだもん。』