先生…ごめん、愛してる。【完】
  

 叔父・真矢は、言って中に入った。


「今、お茶いれますね。」


 羚音は、言って酒瓶の転がる床を歩いて一応綺麗なキッチンに向かった。

 真矢と妻・椎(しい)は、キツイアルコールの臭いに思わず顔を歪めた。


「辛いでしょう、窓開けて下さい。」


 羚音に言われて椎が窓を開ける。幸い風通りが良くしばらくすると部屋の臭いが無くなっていた。


「ところで、どちら様でしたっけ?」


 お茶を出して羚音は、聞いた。


「お父さんの兄だ。真矢と言う。こっちは、妻の椎。」


「はぁ…おはようございます。」


  
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