先生…ごめん、愛してる。【完】
夫婦は、すぐに警察に届けを出した。
同時に羚音の家族を探し連絡するよう警察に頼んだ。
「えっ…本当ですか!」
椎は、電話の相手にお礼を言って切る。
「イヤッ!!」
「泣け、叫べよ。誰も来ないけどな。」
狂気に満ちた聖の瞳に見つめられて羚音は、唇を噛んだ。
「そうだ…人形は、大人しくしてろ。」
「(先生……)」
羚音は、落とされて行く。
羚音の居場所を知った椎は、真矢と棗に告げた。 みんなで羚音を世話してくれた夫婦のパン屋へ向かう。
鎖で縛られて