先生…ごめん、愛してる。【完】
  

「直ぐに救急車を呼ばなくちゃ、見てください。女の子よ。」


「おやおや。直ぐに連絡しよう。」


 お爺さんは、言って救急車を呼んだ。


「その娘を貰おう。」


「誰?」


 お爺さんとお婆さんの目の前にナイフを手にする少年がいた。


「やめなさい。」


 お爺さんが声をかけるが狂気に満ちた聖は、聞かない。


「お爺さん、刃向かわないで。」


「婆さんの言う通りだ。こっちにその娘を貰おう。」


 聖は、ニッタリ笑う。


「こんなか弱い娘に何をするんだ。」


  
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